Shake up life! [More]

日常的な話や伺かゴーストの更新なんかをつらつら書いてる日記。

SSですらないただの短文。

恵理と大樹、夜の散歩の1シーン。




手袋が恋しい、季節になったなぁと思った。
上着の袖口に手を寄せて息を吐いたら、白い霧が生まれた。



「寒い?恵理」


「ん、大丈夫…」


答えている側から手を握られて、


「ひゃぁっ」


その冷たさに思わず声を上げる。
「帰る家は同じなんだから、別にいいじゃないか。」
そう言って笑う大樹の頬が若干赤く、それを見た私はつられて笑い出す。


冬の空気は、冷たくて。
夜空を見上げれば星がちらちらと…だけど、はっきり見えていて。


「首、痛めるぞ」
言葉と共に、くいと首を元に戻される。




「…えへへ」